高雄トラベルネット

高雄市政府(市役所）観光局では国際社会の流れや新南向き観光発展政策に対応し、「高雄市会議・展示会 外国語ガイドスタッフ訓練講座」を始めました。曾姿雯局長は開講時、地元の文化を愛する台湾人と外国籍の学生たちが高雄の観光旅行業を共に推進していくことに歓迎の意を表しました。また、今後、学生たちが訓練で学んだことを活かして、高雄で観光会議や展示会が開かれる際にバイヤーや会議出席者、各界のゲストを接待することを期待しています。


曾局長によれば、会議や展示会は今後益々求められていくため、専門の接待員や観光ガイドが急務となっているとのことです。近年、市政府は観光会議や展示会に関する産業の発展に重点を置いています。高雄観光産業イベントおよび国際旅行展示会など、大型のイベントが次々と催されており、参加者数も日ごとに増えています。公私部門の資源を統合する必要があり、各大学や専門学校の関連学科を結び付け、観光業界の新しい人材を育てていくつもりです。皆で一緒に光の都市である高雄のイメージをプロモーションしていきます。
 
曾局長はさらに一歩踏み込んだ話をしています。この講義には専門的な会議や展示会の企画、イベント現場の管理、ガイド技術、イベントのマナー、高雄観光会議展示産業概論、および台湾観光資源の概要などが含まれています。各界のプロの講師を招き、授業を行ないます。訓練対象は主に高雄の地元の大学や専門学校の外国語、観光、会議・展示および飲食旅行などに関連する学部の本国籍および外国籍の学生です。このほか、特別に新南向観光推進に対応し、言語能力に優れた外国籍学生も取り込み、参加してもらいます。当計画ではベトナム、インドネシア、マレーシアなどから50名の学生が追加で参加します。高雄が滞りなく事前準備をし、大規模な会議や展示会などの観光ビジネスチャンスにおいて世界各国の参加者に最良のサービスを提供し、良質な国際観光環境を積極的に切り開いていくことが目標です。
 
四日間の訓練課程のほか、今回はさらに高雄市旅行商業同業組合と協力し、課程修了後に国際展示会の商談の実務訓練を催します。「Learning by doing」の方式で学生たちは国際的なバイヤーと観光客の双方の需要を満たすことができるように努めます。学校、業界、政府の三者が共に成功することが目標です。