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WOW KAOHSIUNG 観光の魅力が爆発 タイの旅行業者、メディアが高雄を大絶賛 11/10より30日以内のタイ観光ビザ免除へ
発表日:2023-11-01
更新日:2023-12-12
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インバウンドに注力する高雄は年間750万人が出国するタイ市場に狙いを定め、高雄市政府観光局の高閔琳局長が10/31に観光大使の高雄熊、観光公協会、業者や高雄の職人チームを引き連れてタイを訪れ、高雄観光のプロモーションイベントとBtoB商談会を開催しました。局長はプレゼンテーションを通して、駐タイ国台北経済文化弁事処、タイ国旅行代理店協会(TTAA)、泰国台湾商会連合総会(TTBA)、中華航空、エバー航空、スターラックス航空、タイ国際航空及び百名を超えるタイ国際観光協会、旅行業者、地元メディアに対し、高雄の自然や国際的なランドマーク、グルメを紹介しました。会場では5組の職人や高雄の業者が出展し、来場者に五感で高雄を体感頂いたほか、マスコットキャラクターの高雄熊が高雄の魅力を伝えました。インバウンドに期待するタイでは、11/10から来年5/10まで台湾人を対象に30日以内の観光ビザを免除すると発表しました。今後、高雄とタイとの間では、観光分野でのより緊密な交流が期待されます。
高閔琳局長は、今回の活動には、僑務委員会の何素珍僑務諮詢委員、駐タイ国台北経済文化弁事処の薛秀媚公使、タイ国旅行代理店協会(TTAA)のSomchai Chomraka副理事長、交通部観光署駐バンコク弁事処の陳憶婷主任、タイ国台湾商会連合総会(TTBA)の陳漢川総会長、中華航空タイ支社の潘允浩総経理、エバー航空タイ支社の康財義総主任、スターラックス航空タイ支社の曾璿丞総経理、タイ国際航空のShane Powichit台湾市場経理、佛光山泰華寺の慧尚法師など、旅行、交通、メディア、宗教界から百名を超える来賓の方々にご出席いただいたと語りました。駁二芸術特区のほか、全国最大のレインボーアートをメインビジュアルに、ジェンダーフレンドリーを示す6色の虹色から発想を得て、「ミシュラン級グルメとB級グルメ、台湾メイク、国際的ランドマーク、宗教旅行、大型イベントとLGBTQ+ジェンダーフレンドリー旅行」という6つのテーマを打ち出しました。タイ人観光客に人気のアクティビティや、高雄港の新たな楽しみ方、バーやビストロなども紹介しました。また台湾はアジアで初めて同性婚が合法化された国である上、高雄には多くのLGBTQ+フレンドリーな宿泊施設があることから、最もLGBTQ+フレンドリーな都市であり、積極的にピンクマーケットに参入しているとアピールしました。さらにはタイ人観光客に向けた「国際旅行団体補助計画」は、タイ国内業者の興味を集めました。

観光局によれば、今回のプロモーションイベントでは5組の高雄の職人と観光業者を招き、BtoB商談会を開催して交流や提携に関する商談も行いました。これまで二度、世界一を獲得したパン職人の呉寶春氏を招き、会場でパンを振る舞ったパンは好評だったほか、岡山出身で「ル・コルドン・ブルー」の資格を持つ、パティシエの李侑昌氏が会場で作ったチョコレートのデザートには称賛の言葉が絶えませんでした。また国際的なコーヒーの焙煎、抽出コンテストで優勝したバリスタの陳易揚氏が淹れたコーヒーの香りが、会場に充満していました。また近年高雄で人気沸騰中のレストラン「猶大獅廚-The little lion of Judah -」の王鴻均シェフが、タイと台湾の調理法を融合した料理で、驚きの食事を提供しました。また大漁旗文化の復興のため活動する「山津塢」アトリエの張淑雯氏が、会場でゲストにシルクスクリーンの手法を指導し、独自の文化体験で印象を残しました。
このほか、佛光山佛陀紀念館による「宗教文化、国際芸術、菜食健康」を軸に紹介は、佛教文化のあるタイと共鳴していました。最後に、タイの著名インフルエンサーRattoと旅行ブロガー「Jenny’s Journey 」から、高雄旅行の魅力について話を伺い、年末に高雄で撮影予定のBLドラマ『First Note of LOVE』撮影チーム代表のBANKが大港橋や高雄ポップミュージックセンター、駁二レインボーアートなど、開放的でLGBTQ+フレンドリーな高雄の有名スポットを紹介しました。
また観光局はバンコクと高雄間では毎週14便の直行便が運行しており、所要時間は約三時間半で、往来はとても便利だと補足しました。高雄では「国際旅行団体補助計画」も打ち出しています。高雄で一泊して指定の観光スポットに足を運んだ15名以上の国外団体旅行客に対し、日曜から木曜までは台湾ドル5000元、金曜、土曜と国定休日には台湾ドル4000元を補助する内容で、この補助計画には会場の旅行業者やメディアも注目し、今回の高雄旅行プロモーションイベントは盛況のうちに幕を閉じました。詳細情報は高雄トラベルネット、FacebookまたはInstagramをご覧下さい。
薛秀媚公使は挨拶の中で、旅行関係データによると、国境が開かれてから今年10月までで、「台湾」を目的地とした旅行客のうち1,570万人がタイからで、日本に次いで二位であり、タイでは台湾への興味が高まっていると語りました。11月から半年間、台湾人を対象に30日以内のタイ観光ビザ免除をうけ、高雄とタイの観光交流が大きな一歩を踏み出したと語りました。TTAAのSomchai Chomraka副理事長は「コロナ前の台湾へのタイ人観光客は約46万人だったが、今年から10月まで約26万人に登っており、6割以上回復しているとしたうえで、来年は交通部観光署との連携をより緊密にし、多くのタイ人観光客を台湾へ送り、100万人を達成したい。また近日中に高雄へ視察ツアーを実施したい」と語りました。TTBA陳漢川総会長も「台湾とタイの交流は密接であり、現在会5000名を超える会員に社員旅行や、年度会議で高雄へ旅行するよう勧めたい」と語りました。
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