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高雄の魅力に期待 日、韓、エスワティニ等の国際都市が観光局を訪問

発表日:2024-03-11
更新日:2024-04-10
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図10. 最近、姉妹都市や友好都市が高雄を訪れ、高雄と各国際都市との友好関係をさらに深めることを期待しています。
インバウンド観光推進のため、高雄市政府観光局は高雄のプロモーションに力を入れており、高雄市内の宿泊施設のサービス品質向上や受け入れ環境整備、交通機関の利便性向上に積極的に取り組んでいるほか、アフターコロナにおける観光の優位性としてクルーズ観光や多様なグルメに着目しています。特に昨年から今年にかけ、世界的なアーティストの大型ライブが開催される等、多くの外国人観光客が高雄を訪れています。ラバーダックが登場した今年の高雄ランタンフェスティバル期間中、観光局は姉妹都市である日本の熊本市、佐渡市、韓国の釜山市、エスワティニと連携について会談しました。高閔琳局長は「間もなくAirAsiaの『高雄-バンコク線』が就航するほか、マレーシア、タイ、ベトナム等各国の視察団が高雄に来訪予定だ」と話しました。また観光局は、観光交流での覚書を締結している日本の北海道札幌市、江ノ島電鉄株式会社、日本旅行株式会社、韓国のアジア太平洋都市観光振興機構(TPO)等の国際都市政府機関、各国各都市をつなぐ航空路線やインバウンド観光、プロモーションリソースの共有、奨励補助金等の誘致策について意見を交わしたほか、動物保護プロジェクトや動物園の交流についても、相互に観光客を送ることを目標に話し合いました。
圖1.日本熊本縣拜會高雄市觀光局共同推動2地直航
観光局高閔琳局長は「近年、高雄市では積極的にインバウンド観光を推進している。『2024 Kaohsiung Wonderland 』と題した高雄ランタンフェスティバル期間中には、エスワティニ・ムババーネ市、アメリカ・ポートランド市、韓国・釜山市、日本・熊本県、熊本市、佐渡市等6つの姉妹都市や友好都市の代表団が高雄を訪れ、高雄市の多元的な都市計画の成果や、グリーンモビリティ、文化等この10年での高雄の変化を実感してもらった」と語りました。中でも、日本は高雄の重要なターゲット市場です。近年、観光局は熊本県交通政策・統計局の阪本清貴局長、札幌市経済観光局の観光・MICE担当局青山智則局長らが率いる訪問団と会談し、直行便再開や姉妹都市の締結、観光分野での交流等について意見を交わしました。熊本県交通政策・統計局の阪本清貴局長は、TSMC熊本工場の正式な操業開始後、日本国内での台湾への注目度が一気に高まったことに触れ、「姉妹都市を締結したことで親密度が増している。一日も早く『高雄-熊本線』の直行便再開で両国のビジネス技術、観光面での交流を促進したい」と語りました。
圖5.觀光局局長高閔琳與札幌市經濟觀光局觀光·MICE擔當局長青山智則合影
札幌市経済観光局の青山智則局長も「昨年3月に高雄市と観光交流の覚書を更新し、互いに観光を推進していく決意を新たにした」と話しました。今回はコロナ後初の高雄市観光局訪問で「今後は市民が気軽に往来できる。暖かな高雄で冬を過ごせるよう、両市は『高雄-札幌線』直行便再開のため尽力する」と語りました。青山智則局長は初めての高雄市訪問について「高雄市の街並みと雰囲気がとても気に入った。高局長から観光スポットについて熱心に紹介いただき、高雄についての理解が深まり、高雄市民の温かさを感じた。今後は観光や文化、マラソンといった分野で交流を深めていきたい」と語りました。
圖6.觀光局與江之島電鐵附屬事業商社中沢社長相談甚歡,將全力支持高捷與江之電的合作
観光局はさらに、日本人観光客誘致において自治体のほか、日本の民間企業との連携も提携先対象として視野に入れていることから、高雄捷運股份有限公司(高雄メトロ)とともに神奈川の江ノ島電鉄、京都の嵐電と観光連携協定を結び、今回は江ノ島電鉄社の中沢俊之社長を先月末、日本大手食品メーカー「おやつカンパニー社」とともに高雄に招待。美麗島駅構内のMRTグッズ販売店に足を運び、高雄メトロのマスコットキャラクターの「蜜柑(ミカン)駅長」や各種商品等を視察しました。高閔琳局長は「高雄観光大使キャラクター『高雄熊(ガオションション)』と高雄メトロ蜜柑駅長、おやつカンパニー社との間でIPを活用した事業に関する基本的合意がまとまっており、今年下半期には高雄の食材の使用したスナック菓子が完成予定だ。台湾、日本双方の観光客が電車に乗りながら、美味しいお菓子を味わい、高雄旅行を楽しんでほしい」と語りました。このほか、観光局では引き続き日本旅行株式会社とも高雄のプロモーションや教育旅行(修学旅行)、送客計画等について検討を続ける予定で、台日観光交流サミットおよび本年度末までに成果が出ることが期待されます。
圖3.釜山市府觀光會展局朴根綠局長率隊訪高
高閔琳局長は「交通部観光署の統計によると、2023年の訪台人数の第3位は韓国からの旅行者だった。昨年韓国のティーウェイ航空、エアプサン、チャイナエアライン、タイガーエアが順次『高雄-韓国線』を再開したことで、コロナ後、韓国市場はますます重要視されている」と語りました。観光局はこの機会を逃さず、引き続き観光分野での韓国との連携を模索し、積極的に韓国の観光関係機関を招きたいとしました。今年2月には、釜山市政府観光局朴根緑局長率いる視察団および「アジア太平洋都市観光振興機構(TPO)」金補暻行政室長らを高雄市に招きました。観光分野での台韓双方の連携によって高雄を訪れる韓国人観光客数が増加することが期待されます。
圖8.韓國TPO行政室長金補暻與高市府觀光局高閔琳局長合影
釜山市政府の朴根緑局長は「高雄と釜山は1966年に姉妹都市を締結した。両市はどちらも港があり、ミシュラングルメ等の観光資源がある。今後は国際旅行展示会の参加やプロモーションイベントの開催、国際的メディアによる宣伝等の相互交流を行うことで両国の国際マーケティングを強化し、官民一体となって交流を行うことで、多くの韓国人が高雄を訪れるようになってほしい」と語りました。「アジア太平洋都市観光振興機構(TPO)」の金補暻行政室長は「高雄は近年、クルーズターミナルや高雄ポップミュージックセンター、ライトレール環状線等の観光分野においてソフト・ハード面での投資の成果が現れている。観光局からの説明により、高雄の観光業界の将来像とその可能性を深く理解できた。高雄はTPOに所属する各都市の中でも、国際観光において大きな成功を残すだろう」と語りました。
圖4.史瓦帝尼王國姆巴巴內市長Vusi Wilson Tembe率團訪問高雄
陳其邁市長は昨年にエスワティニを訪問し、フラネ国立公園を訪れてエスワティニの野生動物の生態とその素晴らしい飼育環境が印象深かったことから、エスワティニのムババーネ市のVusi Wilson Tembe市長ら一行が高雄を訪れた際にも、寿山動物園視察を行程に組み入れ、高雄市動物園の環境とデザイン、飼育方法等について交流を行いました。Tembe市長は「寿山動物園はテーマ別にエリアが設けられ、市民は異なる角度から動物達の動きや特徴を鑑賞できる」と感想を述べました。また、「ムババーネ市として高雄市と動物保育交流を行い、一日も早く具体的な提携が実現することを期待している」と話しました。
圖9.史瓦帝尼王國姆巴巴內市長Vusi Wilson Tembe率團訪問高雄,來到壽山動物園參觀。
観光局は「近年の高雄インバウンド観光は世界的に注目を集めており、引き続き高雄の姉妹都市や友好都市と連携して関係を強化する。また同時に、在外公館や駐台窓口機関等を通して高雄をPRし、高雄を国際的な観光都市へと押し上げるだけでなく、多くの外国人旅行者に高雄を好きになってもらえるよう、観光分野での優位性と見どころ、高雄市民の温かさを打ち出していきたい」と語りました。高雄のイベントや旅行情報は高雄トラベルネット、Facebook、Instagramをご覧ください。
 
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