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高雄市部署横断型プロジェクト「ラバーダック経済」で経済効果140億元超

発表日:2024-02-27
更新日:2024-04-10
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図11. 行政国際課が姉妹都市を高雄のランタンフェスティバルに招待し、同時に黄色いアヒルを楽しむよう手配しました。
台湾全国で黄色いラバーダック旋風を巻き起こした、会期30日間の高雄ランタンフェスティバル「2024 Kaohsiung Wonderland 冬の遊園地」が2月25日に閉幕しました。「ラバーダック経済」はネットでも高い注目を集めたほか、900万人以上を動員し、高雄市に140億元超の経済効果をもたらしました。イベント期間中、平日は台湾各地からの来訪客が4割以上、春節期間中は香港マカオ、中国、アメリカ、シンガポール、マレーシア、ベトナム等の外国人観光客、欧米からのクルーズで上陸した観光客が5割強を占めました。宿泊施設の稼働率も8割を超え、春節期間中、市内のホテルはほぼ満室で、繁華街や夜市、観光工場、百貨店は人出が大幅に増加し、売上高は3割以上の成長を見せました。このほか、観光局がバレンタインデーに合わせて「ラバーダックのお出かけ」と題した演出、そして海上での救援を成功させた実績は世界初の記録であり、市民のみならず国内外からの来訪客にも心温まる美しい記憶を残しました。
圖8、閉幕以小鴨歡送趴讓民眾於愛河灣場域及碼頭樂園和小鴨說再見
ラバーダックを見送った後、陳其邁市長は「Time to say goodbye、また会える日を楽しみにしています。ラバーダックが次回戻ってくるとき、高雄はさらに輝く都市になっていることでしょう。その際には一市民として旧友を出迎えたい」と話しました。陳市長は「ラバーダックとのお別れパーティ」のライブ配信中にサプライズで登場し、台湾港務公司の協力に感謝を述べるとともに、休日出勤に当たった市政府職員、イベント準備に携わった工務局、会場清掃を担当した環保局に労いの意を表しました。今回のイベントでは、交通局がビッグデータを利用したスマート交通管理システムで来場者の動きと交通量を把握し、適宜交通整理をして渋滞を解消したほか、警察局が会場の警備、交通整理、セキュリティ、清掃スタッフ等の人員を管理して交通と会場整備に当たりました。今回の高雄ランタンフェスティバル、ラバーダックイベントでは、統括を担当した観光局だけでなく、文化局、青年局、運動発展局、経済発展局等が様々な関連イベントを開催し、記憶に残る素晴らしいイベントを作り上げました。陳市長は、「太陽が照り付ける中でも、高雄ランタンフェスティバル『2024 Kaohsiung Wonderland冬の遊園地』でラバーダックと記念撮影をしようと来場した市民や観光客に感謝する」と述べました。
圖5、情人節全球首創雙鴨遊港活動讓民眾捕捉小鴨kiss畫面
高閔琳観光局長は、「芸術家フロレンティン・ホフマンさんのラバーダックは2007年から世界18カ国の37都市で展示されてきた。今回の高雄2024ランタンフェスティバルでは、2羽のラバーダックを迎え入れたほか、世界に先駆け、港の中をラバーダックが移動するという動態の演出を行い、ライブ配信を行った。ウォーター・サルート(水門礼)で2羽を港に迎えたのち、2月14日(金)のバレンタインデーには2羽を引き寄せた。イベント後半にはラバーダックお別れパーティや音楽会を行い、3度の動態演出を行い世界的な記録を残した。イベントには10万人以上が来場したほか、オンラインでの視聴者数も30万人近くあり、高雄の先進的で成熟した造船技術を披露することができた」と語りました。このほか、展示期間中の2月21日には瞬間風速が10メートルという厳しい条件の中、世界初となる海上での救援にも成功しました。高閔琳観光局長は「2013年に高雄に初めてラバーダックが登場した際の動員数は390万人で、前回はラバーダックが主役だったが、10年後の2024年は美しい建築物が囲む愛河湾に”double ducks, double luck”として2羽のアヒルが現れた様子を市民や国内外からの訪問客に見ていただき、アヒルの視点から高雄市を主役としてこの10年間の変化と進歩に立ち会ってもらうことができた」とし、「30日間で900万人以上を動員できたことは、高雄にとって大きなプロモーションとなった」と語りました。
圖15、運發局舉辦兒童滑步車比賽
高閔琳観光局長は「観光局が企画統括した一連のラバーダックイベントでは、30日間で大勢の見物客を集めた。また初の動態演出、そして海上での救援に成功する等の記録を更新し、寿山動物園や旗津灯台、寿山情人景観台、光之塔等に『ラバーダックポイント』を設けた。黄色のライトによって高雄ポップミュージックセンター、崗山の眼や鳳山駅をライトアップしたほか、ラバーダック柄の布で市政府四維行政センターや鳳山行政センターを装飾した。また、ラバーダックのイラストやアニメーションを高雄10年重大公共建設物である高雄展覧館や大港橋、高雄港クルーズターミナル、85ビル等に映し出した。ライトレールもラバーダックのラッピング車両が登場し、ラバーダックで高雄の観光スポットを彩り、高雄を温かみある癒しの都市として盛り上げた」と語りました。観光局では、かつてコンテナ埠頭であった16-18埠頭にイベント会場を設け、食べ物屋台、子ども達が無料で遊べるアトラクションを準備したほか、自転車発電等の体験や大道芸人によるパフォーマンスが行われました。観光局のアイデアにより、全面黄色のボールプールや転んだアヒルを模したオブジェ、恐竜型のランタン、イエローサブマリン「黄小婷」、愛河湾には猫の人気キャラクター「黄阿瑪」のインスタレーションアートが設置され、期間限定で24時間4K高画質のリアルタイムで配信されました。このほか、運動発展局は愛河水域にて、SUPやカヌーを楽しみながらラバーダックに近づくイベントを開催したほか、申込みが殺到した「Yabi!幼児PUSH BIKEレース」や青年局と共同で開催した親子向けイベント「アヒルハイハイレース」、台湾初の「泳げアヒル」水辺のくじ引きを企画。文化局は埠頭遊園地にて、日本と台湾からの芸術家を招いて「癒しの森」と題してインスタレーションアートの制作、児童劇団による催しやサーカスの公演を企画し、高雄ポップミュージックセンターでは毎日イルミネーションショーが上演されました。交通局はアヒルの信号機やシャトルバスを用意する等、市政府の各部署が協力してイベントを盛り上げ、来場者を迎えました。​​​​​​​
圖19、開放高雄港16-18號碼頭、打造成大小朋友都喜愛的碼頭樂園
心を癒す可愛い2羽の黄色いアヒルが幸せと笑顔をもたらし、市民が喜びと都市への誇りを感じられるイベントとなりました。また、国内外からの観光客にも美しい高雄の記憶を残しました。閉幕イベントに参加した苓雅區中正小学校の陳さんは「10年前に母とラバーダックの写真を撮りにきたが、10年後に閉幕式典に参加できて嬉しい。家族との大事な思い出をありがとう。また帰ってきてね」とラバーダックへの感謝を述べました。また香港からラバーダックを見にきた見物客は「下調べして高雄市内のアヒルスポットをめぐった。ラバーダックでラッピングされたライトレールや渡し舟、タクシーに乗った経験等、都市全体を網羅した今回の企画は素晴らしかった」と語りました。わざわざ高雄までラバーダックを見送りにきた台南の陳さんは「ラバーダックはただのアヒルではなく、10年に1度の記憶だ」と話し、再会を願っていました。2024 Kaohsiung Wonderland冬の遊園地の閉幕に際し、高閔琳局長は「高雄を愛し、誇りに思ってくれている市民の皆さんのお越しに感謝する。2024年に高雄の美しい変化を皆様と目にすることができた。またお会いしましょう」と万感を込めて語りました。 圖10、閉幕以小鴨歡送趴讓民眾於愛河灣場域及碼頭樂園和小鴨說再見
関連写真
  • 図11. 行政国際課が姉妹都市を高雄のランタンフェスティバルに招待し、同時に黄色いアヒルを楽しむよう手配しました。
  • 図6. 高雄流行音楽センターもバレンタインデー限定のライトショーを開催しました。
  • 図2. 黄色いアヒルのオープニングと港への入港ショーのクラシックなシーン。
  • 図1. 黄色いアヒルのオープニングと港への入港ショーのクラシックなシーン。
  • 図7. 小鴨を送るための閉会パーティーで、市民が愛河湾エリアや桟橋公園で小鴨と別れを告げます。
  • 図5. バレンタインデーにおける世界初のダブルダックツアーイベントで、市民はアヒル同士のキスの瞬間を捉えることができます。
  • 図9. 小鴨を送る閉会セレモニーで、市民は愛河湾エリアや桟橋公園で小鴨にさよならを告げます。
  • 図10. イベントの閉幕時に、市民は愛河湾エリアや桟橋公園でアヒルに別れを告げます。
  • 図8. イベントの閉幕に際し、市民は愛河湾エリアや桟橋公園でアヒルに別れを告げます。
  • 図12: 青年局主催の「港を駆けるアヒル」イベント
  • 図13: 運発局主催の「愛河創造的な筏作り」イベント
  • 図14: 青年局が開催するベビークロール競技
  • 図15:運発局主催の子供向けスクーター競技
  • 図16: 高雄港16-18番桟橋を開放し、大人も子供も楽しめる桟橋公園を創造します。
  • 図17: 高雄港16-18番桟橋を開放し、大人も子供も楽しめる桟橋公園を創造します。
  • 図18: 高雄港16-18番桟橋を開放し、大人も子供も楽しめる桟橋公園を創造します。
  • 図19: 高雄港16-18番桟橋を開放し、大人も子供も楽しめる桟橋公園を創造します。
  • 図20: 高雄港16-18番桟橋を開放し、大人も子供も楽しめる桟橋公園を創造します。
  • 図4:バレンタインデーにおける世界初のダブルダックツアーイベントで、市民がアヒル同士のキスの瞬間を捉えることができます。
  • 図3:バレンタインデーにおける世界初のダブルダックツアーイベントで、市民がアヒル同士のキスの瞬間を捉えることができます。
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